- HOME
- 生活習慣病
糖尿病
糖尿病とは、血液の中に含まれる糖分(血糖値)が高くなり、それが続く病気です。
糖尿病が悪化すると全身のさまざまな臓器に影響が起こり、目(網膜)、腎臓、神経などに障害が発生します。また、動脈硬化が進み、狭心症心筋梗塞、脳梗塞などの病気を引き起こす場合もあります。
糖尿病と診断された方は、症状が何も無くても、合併症を防ぐために治療に取り組むことが重要です。
- 糖尿病の症状
-
糖尿病の症状は、気づきにくいものです。悪化すると、以下のような症状が見られます。
そのため、発病前に発見することが大切です。- のどが渇く
- トイレが近くなる
- 尿のにおいが気になる
- 疲れやすい
- 食べ物を食べても痩せる
- 糖尿病の予防
-
糖尿病の予防には、バランスの取れた食事と適度な運動が欠かせません。
激しい運動をする必要は無く、有酸素運動を心がけましょう。 - 糖尿病の検査
-
糖尿病には、以下の検査が有効です。
血液検査 尿検査
メタボリックシンドローム
近年、メタボリックシンドロームという言葉をよく耳にしますが、分かりやすく説明すると、内臓の周りに脂肪がたまった状態で、さらに高血糖、高血圧、高脂肪などの症状がある状態を指します。
メタボリックシンドロームの状態が続くと、動脈硬化や心血管障害などを引き起こしやすくなります。
メタボリックシンドロームには一定の診断基準がありますので、基準を超える方は、食事や運動などの生活習慣を見直すようにしましょう。
- メタボリックシンドロームの診断基準
-
ウエスト周囲径 男性:85cm以上 女性:90cm以上 上記のウエスト周囲径を超える方で、下記のうち2項目に該当する方は、メタボリックシンドロームと診断されます。
脂質代謝異常 トリグリセリド(中性脂肪)≧ 150mg/dl
かつ/または
HDLコレステロール < 40mg/dl高血圧 収縮期血圧 ≧ 130mmHg
かつ/または
拡張期血圧 ≧ 85mmHg耐糖能異常(空腹時高血糖) 空腹時血糖 ≧ 110mg/dl - メタボリックシンドロームの検査
-
メタボリックシンドロームには、以下の検査が有効です。
血液検査
高脂血症(脂質異常症)
高脂血症とは、コレステロールや中性脂肪といった脂質が血液中に多く含まれる状態です。
血液中に脂質が多く含まれると、血管の壁に脂肪がたまります。その結果、血液が通りにくくなり、動脈硬化の原因となります。
血液中のコレステロールや中性脂肪を減らすためには、肥満の改善、ストレスの解消、過労、喫煙、睡眠不足など生活習慣全般を見直す必要があります。
- 高脂血症の検査
-
高脂血症には、以下の検査が有効です。
血液検査
高血圧
血圧とは心臓から送り出された血液が血管を通る際の圧力のことです。
血圧が高い状態だと、血管は強い圧力を受けることになります。すると、血管はその圧力に耐えられるよう、壁を厚くしていきます。
壁が厚くなった血管は硬く・細くなり、結果として動脈硬化を引き起こしてしまいます。
高血圧には特に自覚症状はありません。しかし、高血圧が原因となり、心筋梗塞や脳梗塞が突然発症することが多いですので、病状が進行する前に早期発見することが大切です。
- 高血圧の診断基準
-
くり返しの血圧測定で最高血圧が140mmHg以上、または、最低血圧が90mmHg以上であれば、高血圧と診断されます。
- 高血圧の検査
-
高血圧には、以下の検査が有効です。
血液検査 心臓・頸動脈エコー
動脈硬化
動脈硬化とは、動脈の血液の流れが滞る状態です。高血圧に伴って動脈の弾力性が失われること、脂質などの物質が動脈内にたまり、血管が流れにくくなり、動脈硬化になってしまいます。
動脈硬化になり血液が流れにくくなることで、脳卒中(脳梗塞、脳出血)、心筋梗塞や狭心症といった病気を引きこしてしまいます。
- 動脈硬化の検査
-
- 血圧測定での高血圧の有無
- 血液検査での血液中のコレステロール、中性脂肪などの有無